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6月5日付の産経新聞で、政府が官民連携で「食」のインフラ輸出に乗り出すことが報じられた。

単純に食品を輸出するだけでなく、生産技術、農業機械、流通網などをパッケージ化して、アジアや新興国向けに売り込む考えだ。最近、和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたことから、それを前面に押し出して和食で一儲けしようというのが、政府の考えのようだが、筆者は、これに大きな不安を抱えている。

和食が健康に良いというのは幻想だ


筆者が危惧しているのは、和食は健康に良いと言って、海外に売り込む行為だ。

糖質を多く含む料理が多いこと、米と一緒に食べることを前提としたおかずだらけなので味付けが濃くなることが、和食の特徴だ。このような料理のどこが健康に良いのだろうか。

糖質の過剰摂取は、肥満はもちろんのこと、動脈硬化、糖尿病、認知症、うつ病、ガンなど、現代日本人が抱えている多くの疾病の原因となる事が指摘されている。米を主体とした和食は糖質を多く含んでいるので、常食すれば、成人病になる事は明らかだ。加えて味付けが濃いということは、様々な調味料をたっぷりと使っているということだから、不必要に塩分などを摂取する危険がある。

また、現代日本人が長寿なのは和食を食べているからだと言われることがあるが、そもそも和食だけしか食べてこなかった日本人は、戦前まで寿命が50歳程度でしかなかった。しかし、戦後、肉、卵、牛乳など、動物性のタンパク質や脂質を多く摂取することで寿命を延ばしてきたのにそれを無視して、和食が健康に良いと言うのは、明らかに間違っているのだ。


食品の健康効果を過信しすぎではないのか


食に関係するところでは、5月末に食品がどう体に良いかを示す「機能性表示」が、今年度中に解禁されることが、新聞各紙で報じられた。

最近、多くの食品や飲料に健康保健用食品(トクホ)の表示がされている。トクホの表示があると、その食品が健康に良い効果があることを記載できる。有名なところでは、中性脂肪を減らすというものだ。

しかし、こういった健康に良いとされる効果を表示することが、果たして意味があるのだろうか。

そもそも、このような健康に良いと言って売り込んでいる食品の多くが、微量栄養素を多く含んでいると謳っているものばかりだ。微量栄養素は、体に少ししか存在しないのだから、それほど健康に影響を与えるものではない。人間の体は、水分をのぞけば、脂質とタンパク質が90%以上を占めている。この事実をわかっていれば、カタカナの長い名称の栄養素が、体の構成要素としては微々たるものだということがわかるはずだ。

最近では、赤ワインのポリフェノールに健康効果が確認できなかったという研究結果が、インターネットのニュースサイトに掲載された。そして、このニュースが流れると、今度は、ポリフェノールが健康に良いというプレスリリースを流す企業が現れた。

ポリフェノールが、何らかの健康増進効果を持っているのかもしれないが、それは、微々たるものでしかないのではないか。それを針小棒大にアピールするあまり、本来食品から補給しなければならない必須脂肪酸や必須アミノ酸の摂取が軽視されているように筆者には思える。


優良スポーツクラブってなんだ?


現代日本人があまりに健康を意識しすぎるあまり、来春から、優良スポーツクラブに国がお墨付きを与えることになったようだ。

6月5日付の読売新聞によると、政府が、サービスの質の高いスポーツクラブを評価する認定制度を導入する理由は、「社員や職員が生活習慣病にならないように、企業・自治体が提携するスポーツクラブを選ぶ際に役立ててもらうのが狙い」ということだ。

何かおかしくないだろうか?

政府は、生活習慣病の原因となる和食を海外に売り込み、国内では、生活習慣病の改善を目指して、優良スポーツクラブにお墨付きを与えるのだから。そもそも、和食を常食していることが成人病の原因なのだから、その食生活を見直さなければ、体脂肪率が改善することはないし、医療費の増加を食い止めることもできない。

和食を積極的に食べるように推奨して国民を太らせ、スポーツクラブで無理やり運動させて痩せさせようとすることに合理性があるようには思えない。クライアントの肥満を解消させたスポーツクラブほど優良というのなら、和食を食べるなと指導するだけで、どのスポーツクラブも優良になれる。

どうも日本は、国をあげて、インチキ健康産業を推進していく方針らしい。
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