上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
7月8日付の読売新聞に日本生命調べの2014年夏のボーナスのアンケート結果が掲載された。

それによると、ボーナスが増えたと回答したのは、50.6%で、前年よりも11ポイント上昇したようだ。ボーナスの支給額については、平均59万3000円で8万6000円の増加となっている。今春、多くの企業がベースアップを実施したので、それがボーナスにも反映されたのだろう。また、アベノミクス効果で景気が上向いているのも、ボーナスアップの要因と考えられる。

ソニーとルネサスが希望退職募集


ボーナス支給額が増加していると言っても、半分のビジネスパーソンは減っているか支給されていない状況だ。それでも、全体としては、年々ボーナスが減少していく状態を脱したと言えるので、良い傾向だと考える。

ただ、気になるのが、ソニーとルネサスで希望退職を募っているということだ。どちらも読売新聞の記事で知ったのだが、ソニーは2014年度中に1500人の人員削減をし、ルネサスは設計・開発部門で約800人を対象に希望退職を募集するようだ。

ソニーはエレクトロニクス事業の不振が続いており、2015年度までに固定費を3割削減する方針だ。その一環として国内の管理職に希望退職を募るとともに海外では3500人の人員整理を予定している。

また、ルネサスは、2012年度に7500人、2013年度に3000人が希望退職に応じているが、なおも800人の人員整理をするというのであるから、経営再建がうまく行っていないのだろう。


ルネサスの経営指標


ルネサスの人員整理の規模が大きすぎることから、同社の有価証券報告書をダウンロードして、過去5年間の経営指標を見ることにした。

renesas.png

当期純利益が、過去5年間一度も黒字になっていない。かなり厳しい経営状況のようだ。

ルネサスは、半導体専業メーカーだ。主力事業は半導体で、マイコン事業、アナログ&パワー半導体事業、SoC事業、その他の4分類としている。

2014年3月期は、マイコン事業とアナログ&パワー半導体事業が好調だったことから、前期よりも売上高が増加し、経常利益も黒字となっている。しかし、事業構造改善費用を特別損失として720億円計上していることもあり、当期純利益が赤字となった。

また、2013年9月30日付で、(株)産業革新機構などを割当先とした第三者割当増資を行い、1,500億円の資金調達を行っている。

売上も上向き、新株発行で資金調達を行っても、なお、人員削減をしなければならないのであるから、まだまだ先行きの見通しがつかないのだろうか。それとも、増資を引き受けた株主の意向で、追加の人員削減を余儀なくされたのだろうか。

外からでは、社内のことはわからない。


過半数のビジネスパーソンのボーナスが増加しているとは言え、厳しい経営を強いられている企業もある。我が国の景気回復は、まだまだ道半ばだ。
このエントリーをはてなブックマークに追加
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントの投稿

非公開コメント

PAGETOP

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。