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7月29日の朝日新聞に「身近な食品値上げの夏」という記事が掲載されていた。

今月に入ってから、ハムやソーセージといった食肉加工食品が値上げされたが、さらに8月以降も、多くの食品が値上げされるようだ。今春の消費増税に加えての食品値上げだけに消費者にとっては、猛暑とともに厳しい夏になりそうだ。

原材料価格の高騰


朝日新聞の記事では、8月以降に値上げされる食品がいくつか掲載されていた。

チーズとバターに関しては、森永乳業が3商品を3~7%値上げし、雪印メグミルクが17商品を5~14%値上げする。また、チョコレート菓子では、明治とロッテが複数の商品を値上げし、コーヒーではUCC上島珈琲がブルーマウンテン豆を使った7商品を平均4割値上げするようだ。

食品の値上げの原因は、輸入原材料の価格が、世界的に需要が増えたり円安になったりして上がっていることにある。

少子化対策をしている日本では関心が低いのかもしれないが、世界的にみると人口が爆発的に増えていることが原材料価格の高騰につながっているのだろう。これからますます増えていく世界人口を考えると、原材料価格の高騰による食品値上げが常態化するおそれがある。

それにしてもコーヒーの価格が4割も上がるというのは、尋常ではない。


国内での食肉生産を増やす必要がある


食品価格が高くなるのは、原材料価格が上がっていくのが原因であるが、筆者は、そもそも国内での食肉生産に力を入れていないことが理由ではないかと考えている。

食糧自給率が40%程度で、しかも米の自給率がきわめて高いことから、日本人の食生活が炭水化物に偏っていることは容易に想像できる。米が健康に良いというイメージを長きにわたって国民に植え付けてきたツケが、ここにきて加工食品の原材料価格の高騰につながっているのだろう。

そもそも、国内で牛肉、豚肉、鶏肉を大量に生産する体制を整えておけば、食品の原材料価格が円安の影響を受けなかったはずだ。また、高い関税を維持し続けていることも加工食品の価格上昇に手を貸す結果になっているのではないか。


7月28日付の朝日新聞に岩手県の酪農家が紹介されていた。その酪農家は、牛を放牧して彼らにストレスをかけず、牛本来の栄養源である牧草を食べさせて育てているそうだ。

しかし、そういった牛の育て方をしている酪農家は少ない。記事で紹介されていた牧場で絞られた牛乳は、1本の値段が1,000円近くする。本来あるべき育て方をすると、こんなに牛乳の値段が上がってしまうのだ。これは、多くの牧場が、牛本来のエサを与えずに低価格のエサばかりを与えて、間違った牛の育て方をしていることのあらわれだ。

そして、それは日本人の間違った食の常識へとつながっているのだ。


食品の加工は国内ですれば良い


最近、マクドナルドとファミリーマートのチキンナゲットが、中国の食品加工工場から輸入されているものだということがニュースになった。

その中国の食品加工工場は、期限切れの鶏肉を使ってチキンナゲットを製造しており、その一部が日本のマクドナルドやファミリーマートの店頭にも並んでいた疑いがある。

食品に関しては、中国に何度も煮え湯を飲まされているのだから、安さだけを目的に輸入するのは控えたらどうなのかと思うのだが、目先の利益を優先したいのだろう。鶏肉は、国産のものでも低価格で仕入れることが出来るのにわざわざ海外で調達し、しかも、海外で加工してまでコストカットする必要はないのではないか。

鶏肉を海外から調達したとしても、せめて加工くらいは国内で行えば良いと思うのだが。環視が行き届きにくい海外の工場で食品を加工するメリットは、それほど大きくないはずだ。


この夏の食品価格の値上げは、これまで国内での食肉生産を軽視してきた結果だと思うのだが、どうだろうか。
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