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5月11日の東京株式市場でシャープの終値が先週末よりも68円安い190円となったことが、12日の朝日新聞で報じられた。
一時は80円安の178円まで値下がりするストップ安となったのだが、その後に値を戻している。

ストップ安になったのは、1,200億円以上ある資本金を1億円まで減資する方針が市場に伝わったことが理由とされている。

計算上の減資であれば純資産に影響なし


減資とは、その名の通り、資本金を減少させることだ。

減資の方法には、資本金減少額に見合う会社財産を株主に払い戻す実質的な減資と帳簿上において資本金を減少する計算上の減資がある。今回は、シャープの欠損金を消すことを目的に資本金を減少するのだろうから、計算上の減資にあたる。

計算上の減資は、減資前と減資後で純資産の額に変化はない。したがって、計算上の減資が行われただけでは、株価が動くことはないのだが、実際にはストップ安まで下落している。これは、いったい何を意味しているのだろうか?


中小法人になれば法人税が安くなる


資本金が1億円以下の法人は、税務上、中小法人として扱われる。

中小法人は、税率などの面で大企業よりも法人税が優遇される。したがって、シャープが資本金を1億円まで減額すれば、今後、法人税を節約できるのだ。

法人税額が減少すれば、純資産は増える。株価は純資産を基礎にしているのだから、シャープが中小法人となって法人税を節約すれば、普通に考えれば株価が上がるはずだ。それなのに株価は下がっている。

このタイミングで中小法人になるところまで減資を実行するのなら、来期以降、黒字に転換して法人税額を節約できる目途が立ったと予測すると思うのだが、市場はそう考えていないのだろう。

減資をしてまで節税する経営陣に市場は失望したのだろうか。それとも、一部の大株主がシャープの株を手放したのに釣られて、個人株主もシャープ株を売ったのだろうか。

株式市場の動きはよくわからない。
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