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12月19日午前7時過ぎに王将フードサービスの大東隆行社長が何者かの凶弾に倒れた。大東社長は、間もなく息を引き取ったということだ。ご冥福をお祈りする。

筆者も王将には、学生時代だけでなく社会人になってからも、何度もお世話になった。中学生時代は、焼き飯が250円で、有り余る食欲を満たすのに大変重宝したものだ。学割定食も、ボリューム満点で、1,000円札でお釣りがくる良心的な値段設定だったことを覚えている。

事件当日も全国の王将は、いつも通り営業をしているということだ。きっと、これからも大東社長の経営哲学は、経営陣や従業員の方に受け継がれていくことだろう。

それにしても、この事件後の同社の株主の動きには、失望するものがある。

企業を応援しようという気がない投資家の多さ


大東社長の訃報が、メディアで報じられると、王将フードサービスの株価が一気に下落した。前日終値が3,110円だったのが、19日の午前9時30分ころには、2,950円ほどまで値を下げたのだ。

oshokabuka.jpg
(参考資料:MSNの株価のチャート)

事件の詳細はよくわかっていない。大東社長に対する個人的な恨みなのか、王将フードサービスに何か問題があったのか、とにかく、この記事を書いている段階では、何もわからない。

何もわからないから、とりあえず王将株を売っておけというのが、投資家の心理なのだろう。しかし、このような投資家の行動を見ると、資本主義は、まだまだ未熟だと言わざるを得ない。これまで、王将の経営に邁進してきた大東社長のおかげで、王将の業績は良くなった。株価も5年前の2008年10月には1,300円程度だったのが、今年の7月末には3,400円まで上がっている。

株主もいい思いをしたのではないか。

しかし、大東社長が倒れた後の株主の動きはどうだ。今までの恩を忘れて売りに動くとは。筆者は、悲しくなってくる。こんな時だからこそ、買い増しするくらいの気持ちがあっても良さそうなものだ。

おそらく、今、王将株の売買をしている投資家は、チャートだけを見て動いているデイトレーダーなのだろう。だから、大東社長の訃報を聞いてすぐ売りに走ったのではないか。

悲しいが、これが現実なのだ。

この記事を書いている今、王将株は、少し持ち直して3,000円を回復している。

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(参考資料:MSNの株価のチャート)

人間として成熟することが投資家には要求される


筆者は、株をやったことはない。以前から、何となく株に対して良いイメージを持っていなかったからだ。その理由は漠然としていて、言葉にするのは難しい。楽して儲けているようにも思えたが、そうではない投資家もたくさんいる。社会に価値を生み出していないように思えることもあったが、ベンチャー企業に投資する方々は、新しい産業の発展に貢献している。

株式取引は、資本主義の発展、すなわち、経済の発展に大きく貢献していることはよくわかっていたのだが、なかなか好きにはなれなかった。その理由が、今回の事件でわかったように思える。投資家と呼ばれる人々の多くが、自分の利益のことばかりを考えているから、株式取引に良い印象を持てなかったのだ。

アベノミクスで株価が上がっても、暮らしが良くならないと思っている国民が多いのも、きっと、そういうことではないのだろうか。結局、株価とは、社会に生み出される価値とは関係なく、上がったり下がったりしているだけなのかもしれない。

投資家には、自分の利益と社会の利益が比例するような行動をして欲しいと思うが、なかなかそうはならないのだろう。
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