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1月9日の産経新聞によると、水産庁がクロマグロ漁の抑制を全国の漁業者へ要請していくことを明らかにしたようだ。これは、日本の排他的経済水域を含む海域でクロマグロが減少傾向にあることが理由ということだ。

マグロは、日本人の食生活に深く馴染んでいる。そのため、クロマグロの漁獲量が減ると食卓に上がるマグロの回数も少なくなるだろう。そうなると困るという人もいるだろうが、そもそも日本人はマグロを食べすぎではないだろうか?

日本人は世界の生産量の20%以上のマグロを食べている


下記サイトによると、2011年の世界のマグロの生産量は約195万トンということだ。

マグロの漁獲量と消費量|マグロについて|WWFジャパン

世界のマグロの生産量のうち日本での生産量が22万トン、輸入量が20万トンということだから、42万トンを日本人だけで食べていることになる。世界の総人口からすると、日本人のマグロの消費量はかなりの割合になる。種類ごとに見ると、ミナミマグロはほぼ100%、クロマグロは約90%が日本人によって消費されているというのだから、これらのマグロを日本以外の国の人はほとんど食べていないことになる。

マグロ全体で見ても、世界の生産量の20%以上を日本人が食べているのだから食べすぎといわれても仕方がないだろう。

それにしても日本人のマグロ好きというのは異常なのではなかろうか?寿司や刺身の盛り合わせには必ずマグロが入っている。タイ、ハマチ、ヒラメ、サケといった有名どころの魚でも、盛り合わせに入っていない場合があるが、マグロが入っていないということはない。

筆者はマグロは美味しいとは思うが、そんなに頻繁に食べる必要はないと思っている。なければないで、まったく問題ないともいえる。案外、筆者と同じように思っている人も多いのではないだろうか?ただ盛り合わせにマグロが入っているから食べているだけという人が多いように思うのだが。

マグロの漁獲量は年々減っている


クロマグロの数が減っているということなので、日本のマグロの漁獲量を水産庁のホームページで調べてみた。以下のグラフは、マグロの漁獲量の推移だ。

maguro.gif

筆者は、このグラフを見るまでは、マグロの漁獲量は年々増えているのだろうと思っていた。しかし、ここ30年の間にマグロの漁獲量は、毎年少しずつ減っている。1980年に37.8万トンだった漁獲量が、2010年には20.8万トンにまで減少している。

今回の水産庁のクロマグロ漁抑制の要請は、マグロ資源の減少を受けた国際的な規制強化が背景にある。日本のマグロの漁獲量が減少しているのも、こういったことが理由なのだろう。

日本などが参加する「中西部太平洋まぐろ類委員会」は、2013年12月に各国がクロマグロの未成魚(3歳以下)の漁獲枠を2014年に02~04年の実績と比べて15%以上減らす規制強化で合意したそうだ。2015年以降は、さらに規制強化される可能性がある模様。

漁業関係者にとっては厳しい話だが、クロマグロがいなくなったのでは漁すらできなくなってしまうから、仕方のないことだ。

TPPで牛肉と豚肉の関税撤廃が望まれる


今後、クロマグロの漁獲量が減ると、日本人のタンパク源が今よりも少なくなってしまう。クロマグロだけでなくマグロ全体の漁獲量に規制がかかれば、市場での値段が上がり、食べる機会が減ることだろう。そうなると、マグロに代わるタンパク源が必要になる。

これについては、筆者は、TPPで牛肉と豚肉の関税が撤廃されれば問題ないと思っている。関税が撤廃されれば牛肉は3割ほど値段が安くなるのではないだろうか。そうなれば、マグロの漁獲量減少による価格上昇にも、安い米国産牛肉を食べることで、消費者は堪えれるはずだ。

今後、今以上にマグロの漁獲量が減って価格が上昇する可能性がある。国民の食費の上昇を抑えるためには、できるだけ早く牛肉と豚肉の関税が撤廃されることが必要だ。
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